主に江戸について

主に江戸後期の、主に庶民の暮らしを調べながら書いてます。堅苦しくなくポップ(?)に☆読んだ本のメモが中心。

主に江戸についてについて。

主に江戸、特に江戸後期の人々の暮らしが面白いと思う。

 

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 ※画像はこちらから(http://japan.digitaldj-network.com/articles/25212.html)拝借

 

 

 

なぜ面白いのかと思ったのか、を掘り下げてみると

「日本人についての新しい価値観を提示してくれる」

からだと思う。

 

 

 

日本人とは何か

 

 

そもそも、私は日本の歴史小説が好きで

10年程前から、それこそ何百冊と読んできた。

 

「歴史好きだね」「歴女だね」と言われることが多いけれど

例えば●●年に●●で●●の戦いがあった、とか

そういう出来事にはあまり興味がなく、

 

実を言ってしまうと歴史小説なんてよく分かんない言葉が多くて

読むのに苦痛を覚えることがが多い・・・にもかかわらず、

むさぼるように読みまくってきた。

 

それは、そこに生きる人間の

生き方、暮らし方、心のあり方に強く惹かれたからだ。

真っ直ぐで、不器用で、私心がなく、美しく、筋の通った生き方。

 

戦国武将たちや、

幕末の志士たちや新撰組

時には、それを支える女性たち。

 

エゴまみれの私には、彼らの生き方が

強く美しく、とにかくとても惹きつけられて、

今思うと「なんであんなに読んでいたのか」と不思議なほど読みまくっていた。

 

(※ある日突然読みたくなくなって、今ではほとんど読んでいない。

 「他人の物語を読むのはやめて、自分の物語を作ろう」と思ったから。)

 

 

つまるところ、私は

「日本人とは何か」ということにとても興味があるのだと思う。

 

日本人とは何か、どう生きてきたのか。

 

そして、それは

私とは何者か、どう生きていきたいのか。

 

ということに直結する。

 

 

 

「昔に戻りたい」わけじゃない。

 

 

私が歴史について語るとき

(普段割とクールだけどこのときだけは熱くてうざくなる)、

友人の中には「昔のことを考えても仕方ない、今に生きるのが大事」というような

ことをいう人もいる。

 

でも、私にとって歴史は「今」だ。

 

私は

「昔はよかった」

「昔に戻りたい」

と思っているわけではない。

 

というか、全然戻りたくないし

今は物質的にも豊かでテクノロジーも発達していて

(基本的に)サイコー!と思っている。

 

冒頭に戻るが、私が歴史を知りたいのは

「日本人についての新しい価値観を提示してくれる」

のが面白いからだ。

 

  

「私」

 

を形作っている価値観は、

育った環境、つまり家庭や学校や職場やメディアの影響を大きく受ける、

というのは、まぁ、だいたい誰もが分かっていることだけど、

 

私は、その根っこの、けっこう深い部分・・・に、

歴史認識による「日本人はこういうものだ」というある種の固定観念があると感じている。

 

そして、

学校で教わる【一方的な見方で、しかも度々事実と異なっている教科書の歴史】ではない

歴史の新しい一場面を知ることで

 

「私」も変わるのだ。

 

深い部分から・・・

 

 

だから、歴史を知ることは

 

「今」の「私」の再構築であって

 

単なる過去の追憶ではない。

 

 

 

なぜ江戸なのか。

 

 

と、

じゃあ、

 

なぜ江戸なのか。

 

 

江戸以外にも知っておくべき時代はたくさんある。

 

例えば

戦後の自虐史観について自覚することはもう超大事と思っているし、

かなり遡るが古事記について知ることで

「ダントツで世界一長く続く国」である日本の素晴らしさに感動する。

 

でも、これらについては語っている人が多いわけだし、

前者は、ともすると他国や政治に対して

敵対心や憤慨を引き起こしてしまいがちなので楽しくは語れず、

後者は私のようなただのアラサー女子が軽いノリで語るもんじゃないなと思う。 

 

 

私が江戸(後期)について知りたい、と思ったのは

なんせ、楽しいから、ということだ。

 

簡単に言ってしまうと

「え、なにこれ江戸の暮らしって実は超ポップじゃん!」って

それを知るのが楽しいからだ。

 

 

江戸の庶民の(しかも、最下層の庶民の)

あっけらかんとした開放感、幸福感、無邪気さ、性の奔放さ、

社会のオープンさ、センスのよい暮らしぶり、

 

そういうものは、

真面目で勤勉(すぎる)、閉鎖的、排他的、世間体を気にする、ヘラヘラ笑っている、

みたいな、今の「日本人はこうだ」というマイナスイメージを

 

見事にくつがえし、

もしくは、時にはそれを新たな視点から肯定してくれて、

 

ともすると現代の生活に閉塞感を感じることのある

わたしの心を解放する。

 

 

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※画像はこちらから(http://japan.digitaldj-network.com/articles/25212.html)拝借

 

 

 

「正しい歴史」を主張したいわけじゃない。

 

 

あとひとつ言っておくと、

 

歴史好きの私の信念のひとつに

「結局、歴史の真実は分からないものだ」

ということがある。

 

歴史はその後の権力者たちによりいくらでも書き換えられるのであって

(部分的な「事実」は知ることができるとしても)

極論、その時代にタイムスリップするより他に「完全なる真実」を知る術はない

と思っている。

 

だから、私は「これが本当の歴史だ!」と主張したいのではなく

まだ知る人の少ない、歴史上の事実の楽しい一場面を

シェアしてみたいだけなのだ。

 

 

 

とかなんとかいっても

 

まだ江戸については調べ始めたばかりの初心者だし

超飽き性で学者肌でも何でもないアラサー女子だし

 

そもそも、このブログを始めた動機は

 

本をあまりにもブァーっと読み過ぎてほとんど覚えてないから

ブログにでも書けばちゃんと覚えるかな

 

といった程度のものなので、

そんな感じでゆるく書いてみようと思います。

 

主に、本で読んだことのシェアになると思います。

歴史小説ではなくて、史料に基づいた本の)

 

それに、主に江戸についてとかいいながら

江戸じゃないことも書いていくと思います。。

 

 

 

ちなみに(歴女的自己紹介)

 

 

好きな武将は「直江兼継

理想の女性像は「お船(直江兼継の妻)」

※新潟出身で上杉家びいきです

 

愛している歴史小説&時代小説は

壬生義士伝」「輪違屋糸里」「一刀斎夢録」 ←浅田次郎さん新撰組三部作

「幕末の青嵐」 ←浅田さん以外の新撰組モノではこれが好き

一夢庵風流記」「吉原御免状」 ←隆慶一郎さんの小説も面白い

直江兼継」「上杉鷹山」 ←童門冬二さん著。私のバイブル的な

蒼穹の昴」「中原の虹」 ←とにかく浅田次郎好き。中国の清朝時代の話でこの2冊最高

 

です。

 

 

主に江戸じゃないな・・・

 

 

 

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