主に江戸について

主に江戸後期の、主に庶民の暮らしを調べながら書いてます。堅苦しくなくポップ(?)に☆読んだ本のメモが中心。

江戸の暮らしについて

日本人の宗教心について、というか神道は宗教じゃないと思う、ということについて

今日は、江戸時代の庶民の宗教観について書いてみたいと思います。 これは日本人の本質に関わることで超大事だ・・・とか思いつつ、 軽い気持ちで書きます。 *今日の浮世絵は「名所江戸百景 市中繁栄七夕祭」 (1857、歌川広重)です。 日本人は宗教心が薄…

動物を仲間として扱っていた江戸の人たちと、生類憐れみの令について少し

今日は、動物と人間の関係についての話。 引き続き『逝きし日の面影』(渡辺京二著)より。 ついでに、前々から不思議に思っていた「生類憐れみの令」についても ちょこっと調べてみました。 *今日の浮世絵は「浦和」(歌川広重、1835 - 1839) 本文とはち…

美しい江戸(&明治)時代の風景写真イロイロと、自然を愛していた人々のくらし

江戸の自然風景と、 自然を愛していた江戸庶民の美意識についての話。 『逝きし日の面影』(渡辺京二著)より。 美しい、昔の日本の風景写真 たくさん載せるので、お楽しみください・・・☆ www.flickr.com 欧米人たちを魅了した日本の自然 日本を訪れた欧米…

こどもを超溺愛していた江戸の人たち

2015.6.5追記タイトル変更しました。なんか違うなと思ったので。私けっこうタイトルとか内容も変更すること多いですスミマセン、ご了承ください。。。 今日は、江戸時代の庶民の子育ての話。 『逝きし世の面影』(渡辺京二著)第10章より。 江戸時代の子育て…

混浴と裸がふつうだった、江戸時代の性意識について

今日は、江戸時代のあっけらかんとした性についての話。 引き続き『逝きし日の面影』第8章より。 あのね、 この章読みたくてこの本買ったっていっても過言じゃないんですよ、 これ書きたくてブログ始めたっていっても過言じゃないんですよ、 江戸時代のオー…

割と江戸庶民は「自由」で「平等」だったみたい、という話

今日は、江戸の身分制度について。 『逝きし日の面影』第7章より。 江戸時代って「士農工商」とか厳しい身分制度があって 将軍の専制政治で・・・ 庶民は搾取されてて大変で・・・ 切り捨て御免とかあるし・・・ みたいなイメージですが 実際はけっこう違っ…

歌いながら仕事していた江戸の人たち

今日も引き続き『逝きし日の面影』(渡辺京二著)、第六章をよんで。 日本人て、真面目・勤勉・・・てイメージあるけど 江戸時代は、勤勉だけどもっと大らかに仕事してたらしい。 歌いながら・・・! あ、ちなみに今日の記事は短めです☆ (写真:READY, SET, HIKE …

超アートな江戸の商店街

さて、今日も『逝きし日の面影』(渡辺京二著)から。 江戸の商店について! 超アートな江戸の商店が素晴らしすぎて興奮するっていう話。 (画像:THE PORCELAIN DEALER ーflickr.com) ものすごく多種多様だった人々の職種 江戸時代の町を訪れた欧米人は、 …

江戸庶民の「みんなが楽しく過ごすための暗黙のルール」について

※2015/05/20追記。 読み返して「なんか違った!」ってところがあったので、記事の一部とタイトルを変更しました。 ・・・ってけっこう大幅に書き換えました、すみません・・・! 一度読んでいただいた方、おヒマでしたらもっかい読んでみていただきたく。。 …

家も心もオープン!だった江戸の人びと = 『逝きし世の面影』第3章より =

今日も『逝きし世の面影』より。 江戸の庶民は 暮らしも心もとても開放的だった、というお話。 日本人は閉鎖的な性格だっていう思い込みを ふっとばしていただきたいと思います。 オープン! ※画像は「下諏訪」(歌川広重、1835 - 1839年) 本文と割と関係あ…

農民はあんまり「重税に喘いで」なかったらしい =『逝きし世の面影』第3章より=

今日は『逝きし世の面影』第3章から。 江戸時代の農民って 「五公五民」とか「四公六民」とかいわれる 重税のとりたてに苦しんで、貧しさに苦しんでいた・・・ と思っていたけれど、 実は、かなり違うみたいです。 簡単に本の内容をまとめます。 江戸後期の…

江戸の人々は"大きな子ども"みたいで超かわいい =『逝きし世の面影』第2章より=

前回の記事に続いて、渡辺京二著『逝きし世の面影』より 「第2章 陽気な人びと」。 この章だけでももう、 日本人観と江戸観が変わってしまうので 個人的に全日本人に読んでほしい!と思ってます。 なので、 私の考察というよりはただただ紹介することになる…

「自虐的ユーモア」は愛すべき日本人の特質である =『逝きし世の面影』第1章より=

最初の1冊として、大好きなこの本をもとに 第一章から順に読みすすめながら書こうと思う。 まず『逝きし世の面影』の堅苦しい紹介を。 まず大前提として、この著書は 江戸後期〜明治前期にかけて日本を訪れた 欧米人の目から見た日本の姿を通して、 著者:渡…